途中で見つけた良い方法
2013-05-17


色々悩んで試してるうちに、今週は LaTeX ウィークになってしまった。
昨日、パワポに TeX で作った数式を貼る方法にようやく到達したので 今日は途中の寄り道で見つけたものについて書いて LaTeX ウィークを締めくくろう。


LaTeXBox2e
[URL]

LaTeXBox2e というものに出会った。
TeXの数式、図式をパワポに貼りつけることができると紹介されている。
さっそくダウンロードしてお試し。
古い LaTeX では color のパッケージが見つからないとのエラーがでたのでその読み込みを外して使用した。新しい LaTeX では問題なし。

使ってみての感想は...

禺画像]

あ〜、そうか。パワポのアドインなんだ。(と、使ってみてようやく気づくひよぴよ...)
ということは違うマシンに持っていくと使えなくなってしまうの?
フォントも専用のものがインストールされたようで。

禺画像]


説明にはフォントの埋め込みが可能と書いてあるけど、ファイルを持っていった先でも見れるのかしら?

メニューには画像への変換があり、PNG, BMP, EMF に対応しているのでお試し。

まずは期待の EMF。変換には成功。だけど illustrator にコピペするにはフォントがなくて無理。
フォントのアウトライン化までしてくれると嬉しいんだけどな。
お次は PNG と BMP。こちらもキレイに変換できたけど、贅沢いわせてもらうと背景色が透明だったら良かったな。
それと、なぜか残る下方の余白が謎。
背景色が透明でないので余計に気になってしまう。
これはどうしたら良いの?

これで、フォントをアウトライン化して貼り付けられる方法があったらひよぴよ的には最高なんだけど、惜しいなぁ。


ついに見つけた!数式のアウトライン化。
[URL]

お次は、TeXの数式を簡単にEPSやJPEGなどの画像データに変換する方法よ。ついに見つけた。

1) platex eq.tex として dvi ファイルを作成する。
2) dvips で eps ファイルに変換する。そのときのコマンドは、例えば dvips -E -Ppdf -x 5000 eq.dvi -o eq.eps
3) eps ファイルをアウトライン化する。そのときのコマンドは、例えば
gswin32c -dSAFER -q -dBATCH -dNOPAUSE -sDEVICE=epswrite -dEPSCrop -r9600 -sOutputFile=eq2.eps eq.eps

ためしにやってみると...
禺画像]
フォントがアウトライン化されているからイラレでもちゃんと開ける。 文字を拡大しても、... キレイ!!


ちなみに gswin32c は、windows で使える ghostscript のこと。
いろんなオプションが付いているけれど、

-dSAFER は、deletefile などの不安全なコマンドを使えないようにして入出力を標準入出力に限定するオプション。
ライブラリやフォントもパスで指定してないと読み込めないらしい。
-q は、標準出力にエラーメッセージなどを出さないようにする。(ファイルデータもメッセージも標準出力に出すとごっちゃになってしまうから。)
-dBATCH は、対話モードでなく、バッチファイル等で起動するときに終わったらそのまま終了させるオプション。
-dNOPAUSE は、途中でユーザの入力を待たないオプションで上の -dBATCH とこの -dNOPAUSE は良くセットで使われる。
-sDEVICE は、出力の方法。通常プリンタを指定するが、pde ファイルに出力するなら pdfwrite, eps なら epswrite, jpeg なら jpeg とすればよい。
-dEPSCrop は、バウンディングボックス、つまりオブジェクトのある範囲を抜き出すオプション。
-r9600 は、解像度の指定で、9600dpi x 9600dpi とすることを意味している。
そして -sOutputfile は出力先のファイル名。

つまり、ghostscript を使ってフォントの eps から アウトライン化した eps に変換するらしい。


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